みなさんこんにちは!
東京都で一番有名な山は恐らく「高尾山」ですが、それでは東京都で一番高い山は?と言われてみなさんすぐに答えられますか?
ボクも山登りを始めるまでは知りませんでした。そもそも「東京と山」!?と、これ自体あまり結びつけて考えることは少ないのですが(^^;
けれども東京にも奥多摩があり、そこはジャングルよろし未知なる大自然の世界が広がっているんです!!✨
そしてそこにある東京都の最高峰は『雲取山』と呼ばれ、標高2017.1mになります。
2000m級の山が東京都にもあったのか!と思わされるし、そこは本格登山が楽しめる山々が広がっているのです。
去る11月中旬ごろ、そんな雲取山へと行ってきたので今回はそのレポートを含めてご案内したいと思います^^
目次
縦走ルート!奥多摩から三峯神社へ
雲取山を登るにあたって、いろいろな人の登山記録を見ているとどうにも日帰りは難しそうとの決断に至ることに。
健脚の方で、さらに、日の出と共に朝一番に登り始めてようやく日帰りできるくらいのようで、普通の人だったら1泊2日の日程を組むことを強く推奨されていた。
そんなこんなでテントを持って登山に向かう良いコースかしれない✨
星空の下で寝ることを楽しみにいざ「雲取山」へ❗️
電車で奥多摩駅へ🚃
JR中央線に乗ると、東京都心から奥多摩まで便利に行くことができる。
そこはもう山々が眼前に広がる秘境の入り口だ!
ここからいくつかの山にすぐに登ることができるが、今回ボクの目指す雲取山の登山口はここからさらにバスを使っての移動となる。
バス停は駅の目の前に。
行き先は「鴨沢西」か「丹波」行きで、およそ30分。
「鴨沢」停留所で下車。料金640円。(ICカード使用可)
バスは本数が少ないので必ず時刻表で調べてから行ってくださいね!
今回歩く登山コース。
鴨沢バス停から縦走し、三峯登山口へおよそ21kmの道のり!
1日で歩くのは大変な距離だけど、2日かけてゆっくり楽しく行きましょう♫
*奥多摩駅には綺麗なトイレが装備されています。
近くにコンビニはないけれど、駅出て左側に50mほど進むと右側に個人商店がありパンやおにぎり、お菓子チョコ類を販売しています。
他に昼間ならばお洒落なカフェがいくつかありますよ♫近くに観光案内所もあり。
バス停にタクシー乗り場もあるけれど、タクシーは常駐していない模様。利用したい方は電話にて予約しておくことが望ましいです。
鴨沢登山口
バスは出発してしばらくすると、奥多摩湖にたどり着き、その周りをぐるっと周り始めます。
バスに乗っている他の登山者達もいろいろな場所で降りて行きます。みんなどんな山に登るんだろう?^^
そしてボクが下車する鴨沢はちょうど湖の反対側あたりにありました。
雲が多かった空だけど、晴れ間が少しづつ見えてきました。
この日の天気予報は曇りのち晴れ。
前日までは雨続きで、貴重な晴れ間でした。天気が順調に回復することを願いましょう。
さて、鴨沢で降りると、目の前に登山口と書いてあります。
右脇の小さな階段から上がって行きましょう。
最初は住宅街の中を少し歩きます。近くに茶屋もあるようです。
その後、山道になって行きますが、まだ本当の登山口へはたどり着いていません。
20分ほど行くと、登山者用の駐車場に出ます。綺麗なトイレがあります。
前日の夜からここに車中泊し、日の出と共に登るには最適ですね✨
ちなみに、登山届を出すポストが奥多摩駅、鴨沢バス停、そしてここのトイレ前にあり、これらのどこかで登山届は必ず出しましょう!
そしてそこから進むこと7、8分。
左側にやっと見えてきました、登山口が!!
さぁ、秘境冒険へまいりましょう!😆
いざ雲取山へ!
登山口を入ると、山道が始まる。
傾斜は急ではなく、気持ちよく木々の間を歩いていける。
30分くらい歩くと、湧水もあった。
水は貴重!美味しくいただかせてもらった✨
この日は11月中旬。紅葉のシーズン間近でもあり、いろいろな落ち葉がある。
これはまるで天狗!?👺 そして見事な迷彩色!
そしてどんどんと登っていく。途中急勾配もあったり、けれど危険な岩場などはありません。
まず目指すのは七ツ石山山頂へ。
しかし登るにつれてどんどんと周りは霧に包まれていく…
そして七ツ石山山頂へ到着!
標高1757m。登り始めて2時間で到着!
鴨沢バス停が標高550mだったので、単純に1200mほど登ってきたことになる。
周囲の空気は冷たいが、ボクの体は汗をかいていた。
周りは霧が立ち込め、景色は絶望的…。ここからの富士山の眺めや南アルプスの山々が見えるとあっただけに残念!
ここには、七ツ石山小屋があり、ここで昼食を取ることにする!
ここの小屋では飲み物や、スナック、ナッツ類が販売されていた。
裏手にはベンチがあり、そこで休憩を取らせてもらう。トイレもあった。
近くには湧水スポットもあった。
宿泊も可能。小屋泊 or テント泊。
要予約:0428‐88‐0211
通年営業
霧の世界へ
ご飯を食べて元気になったら前へと進もう!
ちなみにここの小屋でもうテント泊の準備をしている者もいた。
霧が立ち込め景色が絶望的なので、今無理に歩かずに明日歩きたいとのことだった。
確かに明日は快晴予報だったが…。それも一つの手か。現時刻は13時前になる。山ではもういい時間だ。
けれどボクは予定通り今日山頂まで行こう!もう一踏ん張り!
そう決めると歩を進めた。30分も歩くと尾根に出た。
急な坂道などはなくなり、道も広く快適になった。
空が見える。これで天気が良ければ最高の気分かもしれない。
けれど霧の中を歩くのも一風変わった感じで面白かった。不思議の国のアリスの気分?
常に今、この状況を楽しもう^^
そして、見えてきた!
通称、ダンシングツリー!
踊っているように見えるために、登山者の間でそう呼ばれているらしい^^
道脇にこの木だけがポツンと立って踊っていた。
不思議な木だ。
この日は平日のために他に登山者はいなく、たまに向こうからやってくる人とすれ違うことがあるくらい。
霧が立ち込める山の中で、何か、このダンシングツリーに仲間意識を覚えたのでした😆
その後も尾根沿いを進んでいくと、開けた広場が出てきた。ここはヘリポートのようだ。
ここでキャンプはしないでくださいとの看板。
うむむ、確かに、寝やすそうな場所…🛌
道は、急斜になったり穏やかだったり。
立ち込めていた霧が少し収まり、青空が見える一面も。
その瞬間の心の上がりよう。自然と共に存在してきた人間の心の抑揚を感じたりをする。
霧でもいい、曇りでもいい、雨でもいい。そこにはそれなりの学びや発見があるかもしれない。
でも、やっぱり人生と同じで、晴れ間はやっぱり嬉しいよね🍀
そして、道を越えて登り詰めていく。看板にはいよいよ山頂の文字が…。
あれはっ!?一瞬、霧の中の幻かと思ったが、いやそうだ、あれは小屋だ!
山頂付近に立つ小屋。
これは雲取山避難小屋。そうつまり、山頂にたどり着いたのだ!!
山頂からの景観!
そして避難小屋からおよそ数十メートル先、
そこが頂だった。
ついに到達!!
東京都最高峰、雲取山山頂へ!!!!✨✨✨
しかし….、
まったく何も見えない!!!(笑)😂😂
視界、わずか数メートル(笑)
それでも山頂までやってきたのは嬉しいし、達成感にあふれます💪
東京都最高峰、2017.1m到達!
到着時刻15:22。
登山開始からおよそ5時間!
やったね✌️✨
今夜は就寝、明日に備えよう〜
この後は、先ほどの避難小屋に戻ってそこで寝かせてもらうことに。
ここに避難小屋があることは事前に調べていた段階で知っていて、そして中に自由に入って寝ることができるようでした。
電気も水道もないけれど、屋根があって雨風を凌げるのはとても心強い!(トイレ有)
そしてこの時の段階で外の気温は7度ほどだったので、朝方の冷えを思うと、屋内で寝れるのは何よりも有難い!
この後、夕食を食べ、暗くなってきた17時ごろには就寝したのでした🙏
<後半へ続く!>