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台湾・端午節!6月大型連休と学校の卒業式!この時期はバルーンショップは大忙し!

端午節のバルーンショップ

你好!

台湾では現在、「端午節」といい毎年6月にある連休の真っ最中です。

そして学年が9月始まりの台湾では、この6月の端午節前を持って、多くの学校が修了式を迎えるようです。

と、同時に卒業式のシーズンでもあるようです。

今回は、ボクがいつもお世話になっている台南にあるバルーンショップ🎈でお手伝いをしてきましたのでその様子をお伝えします!

卒業式のデコレーション

いつも仲良くさせてもらっている台南のバルーンショップ。

そしてそこのオーナーLeo。

『6月の端午節は、卒業式のデコレーションでめちゃくちゃ忙しいから手伝いに来てくれ』と言われていました。

初めて過ごす台湾での端午節。はたしてどんなものか?

周囲から聞いていたのは、台湾での大事な祝日の一つであると言うこと。

 

そしてその日の朝、彼のバルーンショップを訪れると….、

わぉ、大量に積まれたバルーン達…(*_*)!!

足の踏み場もないくらいに🎈🎈🎈

これはヤバイ!!

しかもまだまだ作る必要があると!!

 

なんでも台南市内の20ヶ所以上の小学校から依頼が入っていて、それを三日間で全て回りきらないといけないそうです。

お店の中はてんやわんやです🌀

 

またバルーンは日持ちしないために、式が行われる前日に設置しなければいけない。

さらにバルーンは熱や紫外線に弱いので、6月のこの暑い日差しの中ではすぐにダメになってしまう。

これは時間との戦いでもありました。

いざ!

いくつかのチームに分かれて、学校を回ります。

得意とする分野にも分かれ、ボクはメインとなるバルーンデコレーション担当を。

アーチを作ったり、壁や天井にバルーンを吊るします。

Leoの指示の元に、着実に仕事を終わらせて行きます。

デコレーションで使うのは主に丸いバルーン。

色の色彩感覚と、デザイン感性、そして若干の数学的な要素も加わります。

細長いバルーンは、人形を作ったり、動物を作ったりなどの細かい造形のために使います。

また今はアルミフォイルのバルーンがいろいろな種類があり廉価なのもありそれを使うことも多いです。

クライアント側の予算と趣向によりますね^^;

 

バルーンショップということもあり、Leoのお店ではこんなものも扱っています。

これも確かにバルーンの一種ですね!

驚きの台湾の小学校。これで市立!?

今回バルーンの仕事のために、多くの小学校を訪れました。

いろいろと驚くべきことを発見したのですが、その一つに、これらはみんな「市立」だということです。

市立の小学校が卒業式にバルーンデコレーションをする。

ということ自体が日本ではあまり考えられなくないですか?

ボクの育ってきた日本の感覚だと、紅白の垂れ幕は付けても、式典に「明るく」とか、「楽しく」とか、「彩り豊かに」とか、「可愛らしく」とか、「ワクワクするような」とか….、日本の市立・公立ってそういうのないですよね。

 

そしてもう一つの驚きが、校舎の豪華さです!

まるで私立のよう。

日本の市立の学校って、どこも同じ造りをしていますよね。コンクリートで、四角くて、無骨…。

台湾の教育も過酷な競争社会といいますが、少なくても彩りや遊び心がある環境というのはいいですよね。

行く場所によって様々でしたが、同じような校舎は一つもありませんでした。

都会の学校から、田園地帯にある学校まで。

どこも特色があります。

これらの学校を回っていて、ちょっと羨ましく感じてしまいました。😆

台湾良さげですね。

個性や感性が大切にされる。

そう思いました。

 

近所の方たちも使うことができる

もうひとつ興味深かったのは、夕方になると、近所の方達がグラウンドに入ってきて運動している点です。

「学校は社会と共にある」

まさにそんなことを感じさせてくれました。

日本では治安の問題からか、関係者以外立ち入り禁止ですよね…😵

日本ってそもそも治安いいの?

台湾にいるとそんなことさえ思ってしまいます…。

台南のバルーンショップ『快樂屋氣球』

台南でバルーンが必要な際はぜひこちらへ!

誕生日のギフトや、恋人へのサプライズ、ヘリウムガスのバルーンももちろんありますよ♫

コラム:本家中国の端午節とは

日本でもお馴染みの端午の節句。

僕らは5月5日ですね。

日本では男の子の成長を願い、立派に成長することを祈ります。

 

しかしこちら中華圏では、その意味合いはすこし異なるようです。

まず日にちですが、こちらでも5月5日なのですが、こちらではおよそ例年6月のどこかで行われるそうです。

これは中国の旧暦から数えて5ヶ月と5日目になるからです。

 

日本では奈良時代から始まったという歴史の長い端午の節句。時代が上がるにつれてだいぶ日本独自の模様に進化したようです。

では本家中国ではどのようなものなのか?

端午節の由来とは

この時期が近づいてくると、台湾ではよく街角のポスターなどで『ドラゴンボート』『ちまき』を見ます。

日本とはちょっとストーリーが違いますが、本家の中国ではこのような意味合いがあるそうです。

由来は諸説がありますが、ここでは有力なものを紹介します。

 

中国での端午節は「屈原」と言う人物を記念しています。屈原は戦国時代楚国の詩人であり、国を愛し忠信を誓っていた政治家でした。また民衆からの人望も篤い人物でした。

ある時、屈原は隣国の秦国が我が国を狙っていることを見抜き王に進言しますが、王は奸臣(主君を裏切る邪悪な家臣)の言うことの方を信じたため、屈原の話には聞く耳を持たず、なんと屈原を国外追放してしまいます。

結果、楚の国は秦国に攻め込まれ占領されてしまいました。

それを知った屈原は失望し、汩羅江に身を投げて自害。その日が旧暦5月5日だったのです。

屈原の死を知った国民たちは嘆き悲しみ、船を漕いで遺体を見つけに出たといいます。その際、チマキを川へまいたり、太鼓をたたいたりして彼の遺体に魚などが近づき食べられないようにしたのだといいます。

このことから、端午節になるとチマキを食べ、ドラゴンボートを漕ぐようになったといわれています。

参考:Taipeinavi

 

台北のドラゴンボートレース  –wikipedia

まとめ

今回は、こちら台湾の端午節の模様をお伝えしました!!

今年は4連休のようで、街中には活気が漲っています。

コロナによるドラゴンボートレースの中止もいくつかの自治体ではあるようですが、観光客や、休みを楽しむ人たちのエネルギーは街に満ちています。

ギラギラに照りつける太陽と、台湾の端午節!

そして仕事をした後のご飯はうまい!!w

台湾バルーンフレンズと!

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