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台湾の山へ登山してきました。大自然の中でこれからの生きる本質について考える

你好みなさん!

先日、台北の友人たちと共に台北郊外の山へと行ってきました!

台北の街から車で30分ほどですが、そこにはすでに山々が連なる大自然がありました。

最初は、「ハイキングに行こう♫」程度の軽いノリだったんですが、行ってみるとそんな生優しい場所ではありませんでした!(笑)

本質的に生きるとは何か。

大自然と向き合いながらこれからの世界、生き方、自分と向き合った貴重な時間となりました。

五寮尖登山步道

その日、6月の下旬のある平日。

台北で活動するパフォーマー仲間が集い、5人で登山することになりました。

一人も台湾人がいないw 唯一真ん中の彼が台湾アメリカンで中国語も話せる。

地図にも載る「玉里商店」。ここの脇の狭い階段から登山はスタートする。

およそ頂上までは5時間ほどの道だそう。

地図を見ただけだとわからないが、この後、大冒険をすることになろうとはこの時は思っても見なかった。

いざ、入山!

ハイキングというよりもクライミング!

狭い階段を登り終えると、ボコボコした山肌に、木々が鬱蒼と生茂る山道へとなった。

印象的だったのは最初から傾斜が急なこと。

普段、山登りなどには慣れていない僕らはすぐに悲鳴をあげそうになった。

けれど、そんなのはまだまだ序の口だった。

しばらく登っていくと、現れた、岩だ!

これがどうやらこの山の真髄らしい。

かなりの急勾配にそびえ立つ岩の壁。

ありがたいことにロープがかけられていて、それを握って登っていく。

 

 

岩山をどんどん登っていく。

ほぼ直角…!!

岩の合間で一休み。

自然と繋がることで覚醒する

と、そんな感じで最初から結構キツかったんですが、汗をかき、身体を動かし、そしてある一定まで来たときに、ボクは靴を脱ぎました。

そもそも、こんな山だとは思ってもみなくて、登山用の靴ではなかったので歩きにくかったのもありました。

そして裸足になって大地を感じながら山を登り始めた途端、感じる爽快感、全身にエネルギーが駆け抜け不思議と体が軽くなっていくようでした。

 

今まで「登っていて大変だ」と感じていた事が、そんな感覚は次第に消えていき、「山にいることの幸せ」「前へと進めることの喜び」「楽しい」そんな感覚に支配されていくのでした。

 

空が見えた!!

体も足取りも軽く、まるで猿にでもなったかのよう🐵

難所、急所、岩山、荒れた道、そんなものもう怖くはありませんでした。

 

なんだろう、この感覚?

生きる本質ってこういうことなんじゃないのかなって思いました。

過酷な道、だけど大自然の中では人間は本来の生命力を取り戻す!

 

僕らの中でも、裸足になった人と、ならなかった人がいる。

不思議と裸足になった人は、「覚醒」しているように思えた。

岩山の上へ「生と死の狭間で感じ得たもの」

登山開始から2時間ほどして最初にたどり着いた所は岩山の上で、手すりも何もなく一歩間違えれば谷底に落ちてしまうような場所だった。

恐怖を一瞬感じ、そこにある明確な「死」を意識した。

しかし一方で、目の前には永遠と続く大自然が広がっていた。

 

自然はなんて雄大なのだろう。

「生と死」が混在しているからこそ、美しく、本質的になれる。

死を感じることで、生きているということを全身全霊で味わせてくれる。

一歩一歩その全てが全力だし、大地を感じ、自身を感じ、呼吸を感じ、大自然と繋がれる。

 

 

街での生活にこういった感覚はないのではないだろうかとも思った。

街では人はたやすく生きられてしまう。

服装とか流行りとかSNSとか、人間関係も文化も社会も、あらゆるシステム、仕事、式たり、宗教でさえも、全ては錯覚のように思えた。

 

それらはただのストーリー。人間が作り出して、人間が拝んでいるだけだ。

本当の神、

本当に大切なもの、

生きる上での本質、それはここにある。この大自然の中に。そしてそれを感じる僕らの心の中に。

 

もちろん人間社会は大切だ。

人間の進化の証であるし、人間という生き物は何よりも偉大で尊い。

しかしいかなる文明も社会も、会社もシステムも、自然と切り離して存在することはできないと思う。

20世期型の今の社会。この問題点は自然と別れて成り立っていることだ。

だから今、色々なところでその不具合が出てきている。

今まで無理強いしてきたツケが回ってきている。

 

そして、コロナというものが出てきた今、人間社会は大きな岐路に立たされている。

「本質的に生きる」

これを考えて行動に移していかないと、本当に生き残れなくなる。

世の中は弱肉強食じゃない、適者生存だ。

地球と、自然と共に生きる。それが一番の適者なのではないだろうか。

 

岩山の頂上にて。自然の中は気持ちいい!!

岩山の急斜面。一歩間違えれば奈落の底へと落ちてしまう。そんな場面こそ本来持っている野生の感覚が覚醒する。

頂上を目指して

その後、僕らは所々に現れる地図を見つつ頂上を目指した。

道があっているのかと不安になることもあったが、今のこの感覚ならばこのままどこまででも進めそうな気もした。

ところどころにある地図。ドラクエみたいだw

 

最後の頂へといくために、その前に立ち塞がるのは、今までで一番急な傾斜の岩山だった。

まるで修行の山のよう。

修験道「大峰山」とは

ボクは以前、日本で仏教の修行で有名な山、高野山に行った事があった。

友人のお寺の住職さん達の年に一度の御祈祷のための登山に便乗させてもらい、一緒に修験道の山「大峰山」に登った。

そこも岩山が多くそそり立ち、行く者の前方を塞いだ。

 

ここの山はそんな山々にも似ているのかなと思った。

大峰山の修行。

五寮尖・頂上へ!

そして登山を始めること5時間目。

僕らは頂上へと無事たどり着く事ができた。

曇りがちだった空からは太陽が出て、気持ちの良い日差しがあたりを包み込んだ。

台湾の美しいところに、「蝶々🦋」がたくさん飛んでいる事があげられる。

ここの山の頂上にも10種類くらいのさまざまな蝶が飛んでいたのが印象的だった。

大自然豊かな台湾。

ここの自然はまた日本とは違った表情や個性を持っている。

 

台湾の別名は「Formosa」(美しいという意味のポルトガル語)

これは16世期、この地を初めて発見したポルトガル人があまりに美しいこの島(台湾)を見て思わずこう叫んだことから名付けられたという。

 

頂上より、台北の街一望!

頂上より台北の反対方向。そこには永遠と大自然の山々が連なる。

苦労して登山の最後にたどり着いた場所

そこはたくさんの蝶の住む楽園だった。

絵に描いたような、なんて幸せなストーリーなんだろうと思ったのでした🙈

五寮尖へのアクセス方法

今回ボクが訪れたこちら「五寮尖」(Wǔ liáo jiān) のアクセス方法を載せておきます。

台北から近いので、是非皆さんも訪れてみてくださいね!バスで行くことができます。

とっっても気持ちいいですよ😊

玉里商店からスタートし、ぐるっと周って玉里商店へと再び戻ってくる事ができます。

ヘビに注意してください🐍

玉里商店。水やスナック、チョコレートなどが買える。バス停もすぐ脇にある。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自然と一体となって暮らすことはそもそも、僕ら人類の歴史の中で誕生してから今までずっとそうであったと思います。

それがここ100年ほどのわずかな間での急変化。

だとすると、僕らの身体や脳もその変化に追いつけていないのかもしれないですね。

精神的に病んでしまったり、肉体的にさまざまな病気になったり。これは自然とのバランスだと思います。

より本質的に生きるにはどうするべきか。

みなさんもこのテーマについて一緒に考えてみませんか?

下山後は川で天然シャワー!^^

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