20歳で始めた旅。
その2年後、行き着いた先アフリカ。
そこでパフォーマンスと出合う。
多くのかけがいのない経験をした。
飾らなく、ありのままの自分でいることを学んだ。
最初は怖かった真っ黒な異人たちとの交流…(失礼!)
しかし、姿形は違えど中身は自分らと全く変わらない存在なのだと知ると、そこからはもう怖いものはなくなっていた。
アフリカでの経験は自分の人生が変わる大きなターニングポイントだった。
僕は別人のように変わっていた。
きっと昔を知る友人ならばそう言うだろう。
その後はヨーロッパへ。
アフリカで学んだことを活かすんだ!
オランダに住む友人を拠点にし、ヒッチハイクとストリートパフォーマンスでヨーロッパを周る旅に出る。
初めてのヒッチハイクと初めてのストリートパフォーマンスは数えきれぬほどの思い出とストーリーを生んでくれた。
ヒッチハイクは順調に前へと進め喜び笑顔満面の時もあれば、10時間以上も立ち往生してそれでも誰も乗せてくれずにやけっぱちになった時もあった。
ストリートパフォーマンスは、未熟ながらも路上に立つ。それらはショーと呼べるような代物ではなかったが、『今自分にできることを』それだけを意識して続けていった。
それで上手く行った日もあれば、路上に立つ勇気が出ずに落ち込んだ日もあった。
その当時は基本的にお金は持たないで旅をした。
人との出逢いだけでどこまで行けるのか。
路上に立ち、路上で寝、路上で出逢う。
大切なものは全て路上に落ちている、それがテーマだった。
それは人の本質と出逢う貴重な旅となったのだった。
旅を続けていると、人それぞれのストーリーが出来上がってくると思う。
人生とは人との出逢いでできている。
これは有名な言葉だが、それが僕の場合はイタリアのローマと深く繋がることとなった。
やはりそこには大きな御縁の力が働いていた。
その後この地には3度にわたり、トータル5年という時間を過ごしていくのだった。
それはまさに物語の日々であった。
イタリアは欧米の演劇の源流だ。
街の至る所に演劇の学校はあり、小さな子供から習い事としてやっている。
僕はそこで天才的な感性を持つ師と出逢った。
それが今の自分の基礎を創り上げて行ってくれたのだった。
現在は日本に帰国し、全国各地を周っています。
イタリア滞在やヨーロッパの旅を通して学んだことの中で一番大きかったものが「クラウニング」です。
つまり、クラウンであり、日本ではピエロなんて呼ばれ方もしていますね🤡
しかしこれらはただの子供騙しではなく、人の心の深層へと語りかける何よりも深くて難しい技術なんです。
自分の目標はそれをさらに学び深めていくこと。
心理学とも人類学とも取れるこのテーマ。思い返してみると、自分の旅とはまさにこれだったなと思います。
今後の夢はそんな人の深層心理に響く深いパフォーマンスをすることです。
そして誰もが明るく楽しくなれること。落ち込んだ時や辛い時に、自分のパフォーマンスを見て元気になってもらうことです。
これをお読みのみなさんともどこかの路上で偶然的に出逢えることを楽しみにしています♪
けれどそれはきっと偶然ではなく、必然。その出逢いによってお互いの人生がさらに飛躍することを願って🕊🌈✨