日本からイタリア・ローマに着く場合、恐らくそのほとんどは、ローマから30kmほど離れた郊外のFiumicino空港(フィウミチーノ)に着くはずだ。
別名を、レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港とも呼ばれている。
イタリアの翼、Alitalia航空(アリタリア)の本拠地でもある。
目次
空港から市内への行き方
無事に入国し、税関を抜けて外のロビーに出ると、さすが世界屈指の観光大国だけあってたくさんの出迎え人が待ち受けている。
ツアー会社だったり、家族だったり、ネームカードを掲げている人が多く待っている。
ちなみに2019年7月現在、フィウミチーノ空港の入国審査ゲートでは自動化が進んでおり、日本人はほぼ待つことなくスムーズに入国が出来た。
(イタリアにしてはすごい進化である! …が、たまに壊れていて一般レーンに並ばされる、という情報もある…。やっぱし…笑)
・もし、現金が必要ならばATMが荷物を受け取る所や、外のロビーにある。
《ATMをイタリア語でBancomat(バンコマット)と呼ぶ》
・外貨両替所ももちろんある。
・携帯電話のSIMカードが必要ならば、各社が窓口を出している。(後で市内でも買える。ヨーロッパ周遊にはVodafoneオススメ)
・無料Wi-Fiももちろん飛び交っている。接続も悪くない。
シャトルバスで市内へ行く場合
もし少しでも旅費を安く抑えたければ、空港シャトルバスがおすすめだ。
空港と、ローマの中心駅であるテルミニ駅とを直通便で結んでいる。
税関を抜けて外のロビーに出たら右手の方向に進んでいく。
看板にバスのサインが出ている。
しばらく行くと「Bus」のサインがなくなる。そしたら外に出てみよう。
そして右手側にさらに進んで行ってみるとシャトルバス乗り場がある。
一度タクシーの運転手が自分のタクシーに乗せる為にウソを付いてきた事があった。
バスはもう無いと。
海外に行くとこの手のウソはよくある。インフォなどで情報を得るか、自分の足と目を動かしてよく確認しよう。
ただ、本当にバスなどがない場合もある。(イタリアではよく労働者がストライキをやっている…^^;)
何社かのシャトルバス会社が並んでいる。
バスの少し手前、右側にはチケットカウンターがある。
そこで次に発車するバスの時間を確認してチケットを買おう。
チケットの事をイタリア語で、
「Biglietto」(ビリエット)または、「Biglietti」(ビリエッティ)
という。前者は単数系、後者は複数形だ。
どちらかの記述で必ず書かれている。
チケットカウンターの事を「Biglietteria」(ビリエッテリア)、という。
チケットの代金は季節によって変動するけれど、おおよそ6〜7ユーロだ。
Terravisionという会社は大きくて、テルミニ駅には専用のカフェラウンジもある。帰国時に駅で待機するのにも便利だ。
ひとたびバスに乗れれば後は道路状況にもよるが、1時間ほどでテルミニ駅まで着く。
車内は自由席。世界からの旅行者で賑わう。
夏はエアコンが効いていて涼しい^^
無事に到着!
ここから、メトロ、トラム、市バス、そして高速列車が各都市へと出ている。
電車でローマ市内へ行く方法
フィウミチーノ空港からテルミニ駅へは、一番確実なのは空港専用の特急列車を使う事だ。
成田エクスプレスのようなものだ。
こちらではその名を、レオナルド・エクスプレスと言う。(かっこいいw)
時刻表は、空港からもテルミニ駅からも、15分毎に発車している。
(時間帯によっては30分毎)
テルミニ駅からの始発は5時35分。
空港からの終電は23時23分。
一人14ユーロ。テルミニ駅まで32分、ノンストップ。
4歳以下は無料。
>>https://www.thetrainline.com/en/train-companies/leonardo-express
チケットは、この機械で買う。
各国の言語に切り替えられる。(日本語は無い)
また、カードしか使えない機械、現金しか使えない機械があるので、操作する前によく確認しよう。
そして、日本の機械のように速く動かないので、買うのに少し辛抱がいる。
ローカル列車でローマ市内を目指す方法
さて、上記した以外にもう一つの方法がある、ローカル列車の利用だ。
しかし、このローカル列車はテルミニ駅には行かない。
その少し手前にある、Ostiense駅(オスティエンセ)か、Tiburtina駅(ティブルティーナ)に停まる。しかもそこが終点でなく、そのままずっと郊外の方へと行ってしまうので注意が必要だ。
Ostiense駅(オスティエンセ)には空港から32分で着く。この駅はメトロBと併設されていて比較的大きな駅だ。
Tiburtina駅(ティブルティーナ)には空港から48分で着く。この駅は新しくとても大きな駅だ。ここからもイタリア各地に列車が出ている。
いづれも空港から8ユーロだ。
またTiburtina駅には長距離バス停もある。
まとめ
・もしお金を節約したければ、シャトルバスが便利だろう。
旅慣れた者にとっては一番いい方法だと思う。本数も多く、会社も多いので設備が向上されている。
ただ、自分でバックの積み下ろしなどしなくてはいけないし、混雑しているときは混沌としている。
・それ以外ではレオナルド・エクスプレスを使う事をおすすめする。
安全と安心、正確と快適だからだ。
長距離フライトが終わり、空港から出て旅の出だし。
そこですぐに何かトラブルを貰ってしまい旅に疲れてしまうよりかは、若干のお金を払ってでも、ストレスなく旅するのは一つのスマートなアイデアだと思う。
みなさんの旅が素敵になる事を願って!!