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L.Aからメキシコ入国。ティファナ国境ではスタンプが押されない!メキシコ旅で気をつけるべき事。

こんにちはヨギーです!

メキシコ旅を計画されている方、入国方法は色々とあると思うのですが、どこから入国しても気をつけていただきたい点があります。

それは、入国スタンプを確実に押してもらいましょう!!、という点です。

では詳しく説明します。

日本からメキシコへ一番安く行く方法

日本から行く一番安い方法はおそらくこのルート、自分も色々と調べて結局このルートにしました。

それは、ZIP airを使って東京からL.A.まで飛ぶ。そこからバスなどで南下するルート。

そしてサンディエゴを超えて、アメリカ側の国境の街サンシドロ(San.Ysidro)へ。

*San.Ysidroは色々な発音があるので注意。他にサンイーサイドロ、サンイシドロなど。

 

サンシドロからはもう歩いて国境ゲートへ行けます。

長距離バス停、路面電車の終着点も国境のすぐ手前にあります。

 

San Ysidro国境の街。路面電車の終着点。右側の建物裏手にバス停あり。

ちなみに自分はLAからティファナまでのバスを購入して乗りました。サンシドロで乗り換えとあったんですが、乗り換えバスが来ない…。一緒に乗っていたメキシコ人家族も「来ないね〜」と困惑していました。

けれど、サンシドロまで来たらもうバスは必要ないです。あとは歩いて国境へ。

ティファナに入ったら、そちら側でタクシーを使って街中まで行った方が楽だと思います。ちなみにメキシコ人は結構Uberを使っていて、ボラれる心配もないのでおすすめです。

ティファナ国境では入国スタンプが押されない

さて、今回の記事で一番伝えたかった事なのですが、それがティファナ国境では入国スタンプが押されないという事です。

これは外務省のページにも書いてあるのですが、往来者が多い為か簡易化されており、入国審査などありません。

日本でニュースなどを観ていると、メキシコ国境に壁を作れなどとアメリカの問題が大きく報道されていて、アメリカにいるメキシコ人は悪者扱いされているように映ります。

けれど実際に自分がそこで見たのは、多くのメキシコ人が朝アメリカ側に行き仕事をし、夕方メキシコに戻るという光景でした。

実に多くの人がこのゲートを日常のように通過しています。

ティファナへの国境ゲート

さて、国境ゲートまで来て遊園地のような回転式のゲートを入ると、建物の中では荷物検査だけランダムに選ばれた者がされます。そして終わると、そのまま出口を出てメキシコ入国になります。それで終わりです。

その間、2、3分でしょうか。

 

メキシコ側に入ると一気に雰囲気や、街や人のエネルギーが変わります。

旅の感覚が一気に目覚めると思います^^

メキシコ入国!

ティファナ入国後はそのまま街の移民局へ行け!!

さて、その日でも、次の日でもいいので、なるべく早目に移民局へ行きましょう。

そしてパスポートにスタンプを押してもらってください。

 

自分も他の方のブログなどを見たときに、移民局に行っても押してもらえなかった、という人の記事を見たことがあります。

その場合、ティファナの空港に行ってください。そこに移民局の窓口があるのでそこならば押してもらえるはずです。

(もしかしたら700ペソほどのお金がかかるかもしれません。入国税のようです。)

すぐに行かないとどうなるか?

ここからは自分の身に起きたことをお話しします。

自分は、外務省のページの記述に「いつまでに、」とは書いてなかったので、1週間くらい後でもいいかなと、スケジュールの都合もあり首都のメキシコシティーに着いてから行こうと後回しにしてしまいました。

警察にチェックされても、説明すれば特に問題はないだろう、と…。(今思えば浅はかでした…自分のバカバカ)

 

そしてその後旅を続け、10日ほどかけてメキシコシティーへと辿り着きました。

比較的治安の良い北部は特に警察のチェックなどもなく平穏でした。

そしていざ移民局へと赴きました。Polancoという地区にあり、立派な建物。その前では多くの人が書類申請のためか来ていました。

メキシコシティーの移民局

内部伝達ができていない組織

いざ移民局へと入ると、受付があります。そこで事情を話すと、受付の男性の方は「そんなはずはない。押されないなんて事はあるか!」と強気に発言してきます。

もうこの時点で、おいおい、お前ちゃんと自分の国のシステムわかっているのか?という話なんですが、まぁ日本を出ると海外の国はどこもだいたいこんな感じですよね。
自国の国境で入国スタンプを押さない場合がある、移民局の者ならば全員が知っていて然るべきことだと僕は思うのですが…。

結局少し粘りますが、この人では埒が開かず、そして多くの人で賑わう移民局内ではこれ以上どうしようもなさそう。。

唯一、QRコードを教えてもらい、そこから入国の登録ができるとだけ教えてもらいました。

システムエラーの続くWebサイト

そのQRコードに載っているWebサイトは、実は外務省のページにもリンクされているものと同じでした。

そしてそれはスペイン語のPCブラウザからでしかアクセスできないというもの..。

幸い泊まっていたゲストハウスにPCが置いてあり、そこからアクセスできました。

必要情報を入力して、いざ登録!というところでエラーが起きます…。

 

この日はたまたまシステム調整中なのかなと、その後毎日、1週間かけて同じことを行いました。がいつもシステムエラーに…。

いつもシステムエラー、メキシコの移民局

 

最後の手段は外部業者に頼むことでした。

移民局の周りには、行政書士のような業者があり、そこで登録作業代行サービスがあったので、余計な出費にはなるけれど、仕方ないのでそこへ行くことに。

すると、そこでも結局使うのは同じWebサイトでした….。

嫌な予感が…そう結果は同じに。。最後の画面で次に行こうとすると結局システムエラーに….。

業者の方も、なんだこれ?みたいな…。

この間、自分がメキシコシティーに着いて、ここまでで2週間ほどの時間が流れています。(ちなみに、その後一ヶ月経ったときにやっても同じでした)

結局適当?メキシコ政府

なんだこれ?結局メキシコは適当なのかな…?
アメリカへの不法移民の問題もそうだし、あまり細かいことを考えなくてもいいのかな?

やるだけの事はやったので、自分はもういいやと、パスポートに入国スタンプもなく、特にこれといったドキュメントもない状態でしたが、深く考えることをやめて、このまま旅を続けることにしたのです。

おそらくメキシコは、というかやっぱり適当なのだろうと。

そして起きた悲劇、身柄を拘束される!

メキシコは北部は比較的治安が良いです。

しかし南部は違うようです。特にグアテマラと国境を接しているあたり。

ここはジャングルや山岳地帯でもあります。何が治安を悪くさせているかというと、南米の方から流れてくる麻薬、それを扱うマフィア達がいること。

特にチアパス州はその温床ともなっているようで、たくさんのゲリラがいるようです。そしてそれに対抗するためにメキシコ軍が警備を、さらにグアテマラ軍もいて、かなりの緊張状態にあるとか。

チアパス州

 

メキシコはアメリカから見れば経済的に劣った国かもしれませんが、その下にある中南米や南米の国々から見れば、発展した一大経済大国です。

その為に、仕事を求めて不法移民者がたくさんやってきます。またそのままアメリカを目指す人もいます。その通過点となるのがやっぱりこのチアパス州なんです。

なので、ここは警察の検問が多く行われている場所でもありました。

今回の記事ではこれ位以上の詳細は書きませんが、この後何が起きたかというと、自分は検問で捕まり、留置場のような施設に入れられました。しかも三度…..。理由はまた後日詳細を記したいと思います。

外務省のページにも書いてありますが、スタンプがなかった為に身柄を拘束される事案が発生していると。

これは本当ですみなさん、マジで入国スタンプは押してもらってください!!!

空路での入国も気をつけて!

現地で出逢った旅人の中には、空路で入ったがスタンプを押されなかったという人もいました。

これは外務省のページ曰く、自動化ゲートを通るとスタンプが押されないようです。その代わりに入国日などの記載されたレシートが発行されるようですが、結局その後Webサイトに入って自分で登録しないといけないようです。しかしそのWebサイトこそが上記したシステムエラーとなるサイトです。しかも日本のPCやスマホからはアクセスできません。

可能ならば空路で入国の際も自動化ゲートは通らずに通常のゲートでスタンプ押してもらうのが良さそうです。

もしくは、自動化ゲートを通った後も、空港であれば移民局の窓口があるのでスタンプを押してもらうと良いです。空港なので事情を知っているので、話が早いと思います。

カンクンの空港、出国ロビーの端に移民局の窓口がある。ここで自分は最終的にスタンプを押してもらえた。

まとめ

メキシコは基本、バス移動が多くなると思います。

国土が大きく、移動時間は長くなります。そして検問は南部に行くと頻繁にやっています。

30分に一度はある、という時もありました。

また検問をやる警察にも種類があって、その大半は不法移民を捕まえる移民局の検問です。

日本人も含めて、外国人風の人物はほぼ声をかけられます。

夜中でも車内の電気がついて起こされます。

そしてその時に不備があると、そのまま降ろされて勾留されます。バスから荷物を下ろされてバスはそのまま行ってしまいます。

護送車の定期便がありそれが来るまでの間、鍵付きのコンテナ部屋に入れられるか、監視のもと待機させられます。パスポートと携帯電話は没収されます。

自由を全て制限され閉じ込められること、これはかなり精神的にくらいます。

 

願わくばこのような目に遭う人がいないことを祈ってこの記事を書きます。

みなさんくれぐれも気をつけて、楽しい旅をしてくださいね。

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