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アフリカ冒険記

アフリカ大陸を駆け抜けろ!オーバーランダーに憧れて

僕らが日々生活の拠点としていた街、ケープコースト。

そこにある宿オアシス。

そこで僕らは毎日練習に明け暮れ、夜になればそこのバーでビールを飲む。

様々な地元の面々が集まり、賑やかな宴は夜な夜な続く。

そんな日常を繰り返していた。

フィンとの繋がり

そんな僕らと日々練習を共にしていたMr.ファンタスティックことフィンとはすごく仲良くなっていた。

フィンはムキムキの筋肉だけでなく、そこにしなやかなバネも兼ね揃えた身体をも持っており、まさにスーパーマンの如く飛び抜けた運動能力を持っていた。

またミュージックセンスも抜群で、彼は歌ったりラップをしたりDJをもしたりもした。

圧倒的な存在感を醸し出し、いるだけでその場全体のエネルギー量を上げた。

パフォーマーとしては完璧だった。

そう、彼は類稀なる才能の持ち主だったのだ。

しかしその一方で、スーパースターにあるように彼は我が強く、すごく俺俺的だった。

その強さから、一種の安心感のようなものも感じたが、物事を決めるときに結局彼が強引に決定してしまう事も多かった。

しかし、そんなフィンだが愛嬌たっぷりで、笑うと子供のように無邪気になり、憎めない奴だった。

地元の人も含めて、様々な個性的な人々がここにはいるが、その中でもフィンは飛び抜けていた。

雄生はとりわけフィンと仲良くなり、二人でコンビを組んで練習することも多かった。

またフィンは、アジアの神秘的なベールを纏う女性まさえにも魅了された。

そんな訳でフィンも仲間のようになり、僕らは常日頃から共に行動していたのであった。



オーバーランダーへの夢

そんな中、僕らがなんでガーナに来たのかをみんなに話す機会があった。

僕らはもともとスペインで車を買って、それでアフリカ大陸縦断を目指していたのだ。しかし、車はビザや滞在許可証がないと買えない事を知り断念。

しかし南アフリカに行けば誰でも車を買えるという情報を知り、そこを目指していたのだった。(→ある計画の話

それを知るとフィンは言った。『ガーナでも誰でも車を買えるぞ』と…!

『なんだって!?まさか、そんな!?』

突然の情報に僕らは戸惑った。

キャプテンガーナや、宿のオーナーのドイツ人のアリなどに聞いてみても、みんな否定しなかった。

しかし僕らは半信半疑のままだった。

その後、首都のアクラに行った際、車屋さんに一応寄ってみた。

そこで確認するも、旅行者でも車の購入には全く問題ないとの事だったのだ…!!

なんて事だ!!

僕らの中で眠っていた野望がふつふつと煮え返えすのを感じた。

スペインにいた時にそれが出来ないばっかりにどれだけがっかりした事か。

また、そこ車屋さんには、ちょうど手頃な車が置いてあった。

僕らの予算は二人で合わせて100万円だった。

その範囲内で収まる車に、ちょうどアメリカから中古車として輸入されたばかりの、Jeepグランドチェロキーがあった。

走行距離や年式、エンジンの状態、内装、外装などをチェックし問題なかった。

保険も入り、税込みの全ての値段で95万円だった。

ぴったりすぎる…!!

突然すぎるこの状況に、僕も雄生も困惑した。

今までから一転、しかし今度はいきなり車を買えと言われても困る。(笑)

僕らは一度宿に戻って冷静に考えることにした。

決め手のまさえ

今の僕ら二人では頭に血が上っていて冷静な判断ができなかった。

このまま本当に買っていいものかどうか…。

宿に戻ってまさえと相談する。

そこでまさえから出た言葉は、僕らの背中を押してくれた。

’’二人がそれをやりたいんならばやりなよ。今がその流れなんじゃないの?きっといい御加護があるよ’’

いつもながらにマイペースにゆっくりと、しかし淡々とその核心を突いてきた。

次の日、僕らは再び車屋に戻った。

そして…

買った。

Jeep グランドチェロキー

95年式、ガソリンエンジン、走行距離6万km。

これは思ってもみなかった展開だった。

これはもう完全なる御縁だった。

完璧なタイミングで、完璧な車との出逢い。

全ては巡り合わせであった。

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