大家好!
今回も台湾からこのブログを書いています、ヨギーです^^
台湾に来て3ヶ月ほど経つのですが、こちらの現地の文化を見て思うことが色々とあります。
もちろん良い部分悪い部分はどの文化にもあり、一長一短で一概には言えないのですが。
そんななか今回は『動物』にテーマを絞って見ていきたいと思います。
目次
台湾では犬も猫も自由だ!
台湾では、犬も猫も自由に暮らしている光景をよく目の当たりにします。
犬も猫も自由に家や通りを行き来し、至る所を自由に歩き回ります。
野良犬もいますが、飼い犬や飼い猫たちもです。
もちろん、去勢 or 避妊手術され、耳はサクラカットにされています。
中にはもちろん凶暴な犬もいますが、そういう犬は飼い主によって鎖に繋がれています。
つまり、噛まない犬や、無害である子たちは自由に放し飼いされているんです。
一方で猫はどうかというと、こんな感じです。
なかなか日本ではあり得なそうな光景です。
日本ではクレームを立てる人がいるから、お店や宿などでは動物とのこういった触れ合いも難しそうですね。
しかし、こんなのはまだ序の口!
さらに自由な権利を獲得している台湾の犬猫たちは。。
これだけ自由だと、こんなポーズにもなっちゃいますね。
街の中には自由な子たちで溢れています。
台湾の宿では犬猫を飼っているところは多いように思います。
純粋に癒しだし、心豊かだと思います。
そしてここではどこも基本的に放し飼い。
動物側にとっても、遊びたい時は遊び、疲れたら休み、ストレス少なく暮らせそうです^^
さらに、犬猫だけでなく、鳥も自由!!
(と言ってもさすがに羽が短く切られ、遠くへ飛べないようにはなっていましたが…。けれど狭い鳥籠の中から自由に出れるだけでもいいかなと思いました。^^;)
野良犬に注意!?
台湾では自由に犬猫が生きていますが、同時に野良犬も一定数います。
これはアジア各国やアフリカなどでもそうですが、野良犬は時として怖いです。
昼間はグテっとしていても、夜になると威勢よく吠えてきたりします。
また群れで動く習性があるので、一匹が吠え始めるとすぐに仲間たちが集まってきて、たくさんの野良犬たちに囲まれてしまう時があります。
これはまさしく恐怖で、そんなトラウマから犬嫌いになる人も少なくないかもしれません。
犬と対峙してしまった時は、なるべく目を合わさないでそのまま通り過ぎてください。
しかし、それでも襲われそうになってしまったら。
犬に吠えられた時の対処法
まずは絶対に背中を向けないでください。
相手の犬の目を真っ直ぐに見つめます。
そして走って逃げないでください。必ず追いつかれ噛まれます。
相手も怖がっているので吠えています。余計な興奮や緊張を与えないで、ゆっくりと後ずさりしましょう。
複数いる場合や囲まれてしまった場合は厄介です。何か振り回せるもの。バックや傘や木の棒、服でも何かを手に持ち振り回してください。
しばらくは背を向けずにゆっくりと後ずさりして逃げてください。
それでも噛まれてしまったら。必ず病院へ行きワクチンを接種してもらってください。
狂犬病に感染している犬の場合、発症すると100%死に至ります。
また雑菌感染による破傷風にも気をつけてください。
野良犬への対処法として:
- 夜から早朝などの時間帯に行動しない。
- 野良犬のテリトリーに近づかない。(縄張りの中へ入らない)
- 単独行動しない。(こちらも複数いれば向こうも簡単には襲ってこない)
- 襲われた時用に防犯グッズも持っておくと良い。(護身用の強烈な光の出るレーザー照射機、痴漢用催涙スプレーなど)
犬も人間も自由でない日本社会?!
ボクも日本の実家では小型犬のトイプードルを飼っています。
家がマンションなので基本的に家の中に閉じ込めた環境になってしまいます。その分、お散歩の時は思いきし走らせたいと思うのですが、そこで難しいのが周りの目です…。
うちの犬は小型犬であり見た目も怖くありません。また気が弱い子なので絶対に人を噛まないし、他の犬とも喧嘩をしないと言い切れます。
さらに家は田舎であり裏手には畑などが広がります。それでも放していると、周りから非常識な目で見られてしまいます。。
日本で一つやりにくいことは、おそらくみんなも感じているであろう、「同調圧力」です。
本来ならば他人は他人でいいはずなのに、(そこに最低限のモラルとマナーがあれば)
しかし僕らは同じ民族であるためか、自分と同じことを他人にも求めてしまいます。
なんでみんなと違うことをするんだ!?、と。
そこに思考の余地はなく、矛盾する事でも臨機応変な考え方ができなくなり、みんなが右へならえ状態。
この場合で言うと、「犬の放し飼い」。
いくら優しくて、人のことを絶対に噛まないと言い切れる犬でも、きっと放し飼いをしていたら周りから非常識のレッテルを貼られて、すごく生き辛くなるでしょう。
同じことを例えば、動物のいるホテルでも。
きっとホテルで猫がベットの上に寝ていたり、レストランに動物がいたりすれば、衛生的に汚いとか、責任を取れるのかだとか、必要以上に騒いだりクレームをつける人がいると思います。
でもそんな人でもきっと、一歩日本の外へと出ればそんなクレームつける人はいないと思います。そんなものかってあまり気にしないでしょう。
それはなぜか?恐らく日本人は日本人に甘えているのだと思います。
同一民族なだけに、いわば同じ家族ということでしょうか。分かってくれよ、と。
けれど、現在の多様な時代に今までの価値観のままでは疲れてしまいますね。
また、もしそういう店やホテルが嫌ならば、こちらが選ばなければ良いだけの話だと思います。みなさんはどう思いますか?
少なくともそうでなければ、これからも、みんながみんなを監視するようなギスギスした世の中が、変わっていくことはないと思います。
いくら外国人が増えようが、ボクらはますます閉鎖的になって行ってしまいますよね。
日本にももっとドッグランを!
ヨーロッパとの比較になってしまうのですが、日本の都市には緑や公園が少ないです。
特に東京は、戦後に寄せ集め的に街が興り発展していった為か、都市計画もなくごちゃごちゃしています。
高いビルの横に古いアパートが並び、その脇にコンビニがあり、向いにはカラオケ店があったり、その横に居酒屋がある。
スナックがあり、漫画喫茶があり、その横にはラブホがあったりととにかく訳がわかりません。
それが良いと言う人もいるのかもしれませんが、ボクには何かある種、人間の欲望のままに存在している街のようにも映ってしまいます。
さて、そんな中で今回の本題の『動物』ですが。
ペットブームのおかげで、都心でも動物を飼う人は増えたと思います。
やはり多いのは「犬」なのかなと思います。セレブが小さなチワワを飼っていたとかで、そんなのが流行った時もありましたね。
小型犬は都心の狭い家やマンションにフィットしていそうですが、それでもやはり「動物」であり「犬」であるので走り回ったり緑の中で触れ合うのは大切な事だと思います。
けれど、しかし、そこで街を見渡してみると、東京を含め、日本の街にはあまりドッグランがない事です。
もちろん、リードを引いての散歩は毎日しているかもしれませんが、たまには思いきし走り回してあげたいものです。
そんな時に、ドッグランはすごく重宝します。
もちろん、全くないわけではないけれど、なかなか普段の生活の中で行けない、という事です。
家の近くにはなく、車で遠出しなければいけなかったり、会員制でお金がかかったり…。
ヨーロッパでは、例えばボクの住んでいたイタリアのローマでは、街中にある普通の公園の中にドッグランスペースがあり、近所の犬を飼っている人たちが気軽に利用できていました。
もちろん無料で、公園は行政の管理です。
それは、市内の多くのエリアであり、徒歩圏内に犬を放せるところはいくつかありました。
当時のボクのルームメイトも犬を飼っていて、毎朝その子の散歩でドッグランへ一緒に行くのが日課でした。
これは、非常に良い事だと思いました。
そもそもの都市の造りの中に公園が多く存在しているヨーロッパの街の良さなのですが、人にも犬にも柔軟で健康的だなと思いました^^
ペットショップという悪
最後に一つだけ、今回の動物のテーマで書き記したいことがあります。
ペットショップで動物を、特に犬や猫を買うのはやめてください。
犬や猫が欲しいのならば、人伝てや、掲示板、ネットの情報などを駆使して里親として子犬や子猫たちを探してあげてください。
または保健所などから引き取ってあげてください。
ペットショップは兼ねてより問題となっていることを聞いたことがあるかもしれませんが、今でも毎年およそ10万匹とも言われる犬猫たちが殺処分されています。
それなのに、なぜペットショップから買いますか?
またペットショップでは、動物は商品として扱われます。
https://twitter.com/Rico85363231/status/1178653280940916738?s=20
#週刊スパ#週刊SPA#生体売買#ペットショップ反対 pic.twitter.com/EO5J69IytJ
— Yurii (@Yuri1_love) November 12, 2019
その大元はブリーダーから。
その中でも金儲けのみを考える悪徳ブリーダーによって生き物が道具として扱われ、無理やり交配させられて母親は体の限界が来るまで子供を産まされ続ける。
子供たちは、生まれてすぐに母親から引き離されてペットショップのケージに入れられる。
小さいほど可愛いく売れる確率は高まりますが親の愛情も知りません。
また、そこで売れれば良いですが、売れ残った子たちに待っているのは、過酷すぎる運命….。
売れない商品にかける餌代はなく、その後はほとんど世話はされなく糞尿にまみれていくケージ内。
ほぼ衰弱死するまで店裏や倉庫のなかで他の売れ残った犬猫たちと共に積み重ねられていく実態。
ボクら人間がいかに残酷なことをしているのか。
そしてそれに直接関与していなくても、そこで購入することはそれを加担していることと一緒です。
結局は資本主義的な市場の流れが悪いのもあります。ならばまずはボクら消費者がそれを選ばないことです。
資本主義ではそれを買うことはそれを肯定しています。まずはペットショップとその裏の実態を知ってください。
ヨーロッパの国々ではペットショップ販売は動物虐待とすでに法律で定めている国もあります。ブリーダーにも規制が入り、また殺処分はできなくなっています。
日本でも、東京都の小池百合子都知事や日本各地の自治体でも殺処分ゼロを目標に掲げたり。また悪質ブリーダーの実態を暴く声も上がり始めています。
しかし、法整備がまだしっかりと追いついていません。2013年に動物愛護法が改正されましたが、中途半端なまま。
いぜん大量生産を生み出すペット流通の仕組みは改善されず、生き物を商品とした根本的な見直しまでは言及されませんでした。
日本は先進国と言いつつ、生き物に対するリテラシーはとても低いです。
まずはボクら一人一人の意識を高く保ちしっかりと知ってください。
ペットショップからは犬猫は買わないこと。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は台湾で自由に生きる犬猫から、日本の現状、ペッットショップ、生態売買への悪にまで言及させてもらいました。
一概に鎖に繋がれずに自由に生きているのが良いかと言われれば、野良犬の問題もあり難しいところではありますが。
それでも、生きとし生けるものが人間のエゴによって左右されることなく、活き活きとしている姿を見たいものです。
時代が進むにつれて、文明は進歩してきました。
あらゆる命が軽く粗末にされていた時代から人間同士の権利がまず向上して。
これからの時代は、犬や猫、また他のあらゆる生き物へ対する権利や愛情、扱いも進んでいきたいですね。
それが人間の進歩でもあると思うから。
愛溢れる星になることを願って。