今回は入間市の名産品のご紹介をしたいと思います!
が、そもそも埼玉県の名産って何よ?と、言われる方も多く^^;
「深谷ねぎ」とか「草加せんべい」くらいしかあまり知られていないんですが…。
しかし、実はここには有名なものがあるんです。
ずばり入間市の名産品はお茶で、その名も「狭山茶」!!
ネギにもせんべいにもよく合うこのお茶!w
実は日本三大銘茶の一つだったんです!✨
目次
狭山茶とは?
狭山茶の歴史は古く鎌倉時代にまで遡ることができ、狭山茶は静岡茶、宇治茶と並んで「日本三大銘茶」と呼ばれていたりします。
「色は静岡、香りは宇治と、味は狭山でとどめさす」と謳われる狭山茶は、熟達した製茶法と「狭山火入」によって深みのある濃い味わいとなります。
日本でそもそも茶の木が育てられるようになったのは、今から800年ぐらい前のこと。勉強のために中国へ行っていた高僧が茶の木の種を持ちかえり、畑に蒔いたのが、その始まりと言われています。
それからしばらく時がたって、武蔵の国(今の埼玉県内)でも茶の木が育てられるようになりました。
この時もある僧が河越(今の川越)に茶の木を植えたのがもとになったと言われています。
そして、これが今の「狭山茶」のはじまりです。
そのころのお茶は、お坊さんが勉強するときに眠気覚ましに飲まれていたそうです。
埼玉県で今のように盛んにお茶の栽培が行われるようになったのは江戸時代の中頃からです。
参考:入間市
色と味
狭山茶の特徴は、甘味があり濃厚。
独自製法の「狭山火入」により色・香り・味ともに重厚であり、少ない茶葉でも「よく味が出る」お茶に仕上げられている。
「火入れ」とは、お茶の仕上げ段階で熱を加えることにより、乾燥させ保存性を高める事。それと共に加熱により香気を生成させて味や香りを向上させる技術の事。
茶の木にとって寒冷な気候の埼玉県で育つ茶の木の葉は厚くなり、重厚な香味とコクを有する。
逆に埼玉県より年平均気温が4~5℃高い温暖な気候で育つ鹿児島県の茶の木の葉は薄く、香味はさっぱりとしていて対照的である。
狭山茶の産地は入間市?
入間市の郊外へ行くと、富士山を目の前に一面のお茶畑が広がっています。
実は狭山茶と言うけれど、その一大産地はお隣の入間市がおよそ6割を占めています。
狭山茶の主産地が入間市であるというのは、入間市と狭山市の名称が入れ替わっているという歴史的経緯によるもの。
狭山丘陵は入間市から所沢市にかけて横たわっている丘陵であり、狭山市は含まれていません。
旧豊岡町(現入間市)と、旧入間川町(現狭山市)が市政に移行する際、入間川町は両町の合併を見越して先に「狭山市」という名称を選んだが、結局合併は行われず、豊岡町は武蔵町の名を経て「入間市」となった。
そのため入間市立狭山小学校と狭山市立入間小学校が混在するという地名の混乱が、入間市と狭山市にはしばしば見られる。
参考:Wikipedia
抱える問題と希少性
狭山茶の産地は、茶の栽培が産業として成り立つ北限地帯に位置するため寒い。他の産地では年3~5回摘採できるが、狭山茶産地では1~2回しか収穫ができない。
また他の産地と比べて都会に位置する為に、住宅や商業施設の建設等で茶園の減少があげられる。
その結果、お茶の栽培面積は他の生産地と比べて極めて狭く、狭山茶は品不足で全国に流通する程出回れない。
人口急増もあり地元でのお茶需要が増えた為に遠方に出荷する必要もなくなった。
その為にこの力強い味のお茶は、ほぼ地産地消で終わってしまい希少性が高くなっている。
また狭山茶は、茶産地としては極めて特殊な「自園自製自販」という形態の個人経営のお茶屋が多い。
それぞれのお茶屋がそれぞれに育てた茶園で、それぞれがこだわりの製茶をしているため、同じ狭山茶でも店舗によってかなり味わいが異なる。
特に主産地の入間市の若手茶師らは、埼玉県茶品評会・関東茶品評会・全国手揉み茶品評会において毎年のように一等を獲得している。
中でも職人技のコンテストである手揉み茶品評会で日本で最も強く、狭山茶は「日本三大銘茶」の名に恥じない、全国でも指折りの茶産地といえる。
お茶をかたどった入間市のゆるキャラ
いるティーは、入間市の「いる」とお茶の「ティー」より名づけられ、入間市の鳥「ひばり」がモチーフの男の子!
いるティーの目標は、わんぱく相撲で優勝すること!
入間市と狭山市のお茶のイベント
狭山新茶と花いっぱいまつり
毎年4月29日(昭和の日)に行われる「狭山新茶と花いっぱいまつり」
茶どころ狭山ならではの春の風物詩で、茶摘み体験や手揉み茶の実演、新茶の試飲などができる。
>>https://www.city.sayama.saitama.jp/manabu/mainevent/shincha/index.html
さやま大茶会
毎年11月上旬には「狭山茶会」が稲荷山公園で開かれます。
茶会で使われるお茶は、狭山茶で作られた抹茶「明松」(みょうしょう)と、玉露「伊利麻路」(いりまじ)。
水は狭山市の友好都市であり、日本の名水100選に選ばれた新潟県津南町の「竜ヶ窪の水」を使用する。
こちらのイベントは作法や服装にとらわれることなく気軽に参加できるイベントとなっている。
>>https://www.city.sayama.saitama.jp/manabu/event/bunka/sayama-daichakai.html
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お茶が飲みたくなりましたか??
そんな時は是非この一節を思い出してみてくださいね!
「色は静岡、香りは宇治と、味は狭山でとどめさす♫」
ぜひぜひ東京からも近い埼玉。美味しいお茶を探しに来てみてくださいね❣️
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