Buongiorno!
みなさんはイタリア食は好きですか?
子供からお年寄りまでパスタなどのイタリア食はみんなの大人気メニューだと思います!
当然イタリア人も自分達の食文化を誇っているのですが、同時に難点も存在します。
豊かな食のイタリア、その光と影を今回は見ていきたいと思います。
目次
パスタを食べると体が重くなる
みなさんはパスタを食べた後の自分の体の変化に気づいていますか?
食べた満腹感が大きくあり、同時に胃が重くないですか?
少し横になりたいや、眠気を有する、みたいな。
もしお昼にパスタを食べてしまったら午後は眠くなること必須です…。
その理由は、パスタは小麦粉なので、炭水化物です。
つまり糖質です。
食物繊維なども含まない為に、パスタを食べると一気に血糖値が上昇します。
体はこれをコントロールする為にインスリンという物質を出し、血糖値を下げます。
この血糖値の振れ幅が大きいと体は防衛本能から身体を休めようとします。その為に急激に眠くなります。
パスタを食べて眠くなる対処法
通常の小麦粉のパスタではなく、例えば…
玄米パスタ、黄色えんどう豆パスタ、枝豆パスタ、蒟蒻パスタ、米粉パスタ、etc…
などのグルテンフリーのパスタが今では多く出ています。お店でも出している所は増えています。
まずはこれらを選ぶことをお勧めします。
コラム:
お米も当然炭水化物なのですが、小麦粉は特に注意が必要と言われています。
現在市場に多く出回っている小麦は、昔から食べられているものとは違い、 大量生産がしやすい改良小麦が使われています。
この改良小麦に含まれているデンプンである「アミロペクチンA」は、 消化スピードが非常に速く、血糖値を一気に引き上げる原因になる為、 食べ過ぎない様に気を付けましょう。
また、食品は精製度が高いほど体への吸収が速くなり、血糖値も上がりやすくなります。
その為、例えば白米や白い食パン、うどんや小麦製品などの 体に吸収されやすい”白い糖質”よりも、 玄米や雑穀ご飯、玄米パンやライ麦パン、そば(二八蕎麦や十割そば)といった ”茶色い糖質”の方が血糖値を上げにくくオススメです。
こうした茶色い食品は、精製度が低い分、 食物繊維やビタミン・ミネラルなどの体に大切な栄養素も豊富。 美と健康、そして食後の眠気対策として役立ちますので、 なるべくならこうした精製度の低い茶色い糖質を選ぶようにしましょう。
参考引用:医食同源
イタリア食は小麦粉(グルテン)ばかりになる
これはイタリア食の核心的なところになるんですが、
よ〜〜く見てみると、イタリア食はほぼ小麦粉(グルテン)から成り立っています。
上記したパスタを始め、ピザも小麦粉。
国民食であるピザは、切り売り屋が街の至る所に存在していて、小腹が空いたら気軽に食べられます。
そしてイタリアに行くとパンの種類も豊富。
日本ではほとんど見られない数多くのパンが見られます。
パンに生ハムやチーズを挟んだパニーニは向こうでは定番のランチです。
他にもラザニア、そしてドルチェ(スイーツ)も小麦粉ですね。
ニョッキにも小麦粉を使います。
なのでイタリア人は、実に多くの人がグルテンの摂りすぎに気をつけています。
パスタなんかは気を抜くとほぼ毎日のように食べてしまいますので、意識して食べないようにしていたりします。
グルテンの摂りすぎはなぜダメなのか?
グルテンは炭水化物なので太る原因にもなります。
イタリア留学に行って、まるまる太って帰ってきたという留学生も多く耳にします。
また粘りっこい性質のグルテンは腸壁にこびりついて宿便の原因とも言われています。
しかしグルテンはそれ以上に体に悪さをする時があるのです。
それがグルテン過敏症です。
日本ではあまり知られていませんが、実は結構な割合でグルテン過敏症や不耐症の人がいると言われています。
その症状は以下の通り、
- 集中力の低下
- 頭痛・偏頭痛・めまい
- 情緒不安定
- 下痢・便秘
- 消化器官系のトラブル
- 発疹・湿疹
- 膝や腰など関節の痛み
- 急激な眠気
小麦(グルテン)アレルギーと違って、食べるとすぐに痒みや顔が腫れるといったアレルギー反応が出るわけではありません。
しかし、これらに自分が当てはまるかなと思ったら、まずは3週間ほどグルテンを抜いてみてください。
それで体や肌の調子が良くなればグルテンによるダメージを受けていたことになります。
イタリアで出会ったグルテンアレルギーの子供
イタリアにおいてもグルテンアレルギーの人が一定数存在します。
僕が出会ったのは3歳くらいのまだ小さな女の子でした。
えっ!?
イタリアにおいてグルテンアレルギーだとどうやって食生活を送っていくの!?
と思われるかもしれません。
その場合はお米を食べていました。
そう向こうにはリゾットというものも存在します!^^
僕の友人たちもパスタを食べない代わりに、リゾットをよく作っていました。
カフェインも気をつけよう
最後に気を付けたいのが、カフェインです。
イタリアはエスプレッソコーヒーの文化です。
日本やアメリカで飲まれるようなコーヒーは『あれは水だ』と言われ嫌がられます。
エスプレッソはイタリア発祥であり、世界でも唯一のエスプレッソのみを飲む文化の国です。
日本やアメリカのようなコーヒーを出す店はほぼ存在しないし、もしどうしてもそれを飲みたければ、エスプレッソにお湯を足して割って飲むしかありません。
スターバックスなんかも存在しませんから!
さて、このエスプレッソ、コーヒーのショットのようなもので、味も成分も小さな器の中に凝縮されています。
めちゃめちゃ苦いし、とても濃いです。
しかしこれはコーヒー好きには堪らなく、クイッと飲んでテンションを上げるのです。
イタリア人はこれに文化として慣れてきているので、ほぼ全員がエスプレッソを飲みます。
ただ、問題は、量が少ないのでついつい飲み過ぎてしまうのです。
コーヒーにはカフェインという覚醒物質が入っています。
これは中毒にもなるので、過剰摂取にも繋がります。
過剰摂取は、興奮、不安、動悸、震え、不眠、下痢、吐き気などを催します。
この点においてもイタリア人の多くがコーヒーの飲み過ぎに注意をしているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
イタリア食はとっても美味しくて、おそらく世界で一番浸透している料理ではないでしょうか。
日本においても、外国料理では一番の店舗数と言われています!
その栄光と光が強い分に、影となる部分もあります。
けれど、それも理解した上で付き合い方かなと思います。
みなさんの食生活がより豊かになることを願って🍀✨