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潜入鹽水蜂砲!世界十大危険祭り?台湾のロケット花火祭りへ!

台湾にある世界十大危険祭りへ

世界十大危険祭り…。

旅をしていると、たまに世界三大聖地とか、世界三大料理とか、世界絶景十選だとか、そんな風にランキングされたものに出合う時があります。

しかし「世界十大危険祭り」なんて、ちょっと好奇心をくすぐるものがあるなんて…。

それも、すぐお隣り台湾に…!!

危険というのはよくないが、それでもせっかくなので見てみたい気もする。

危ないかもとは思いつつ、足が勝手に動いてしまい現地へと….

はい!それでは、突撃レポートです、どうぞっ!

鹽水(塩水)蜂砲とは?

鹽水蜂砲とは、台湾の鹽水地区で春節後の満月である『元宵節』に、水平にセットしたロケット花火を体にあて、厄落とし、無病息災を願う行事です。

そもそも中国の文化で、春節の時期などには爆竹を鳴らしますが、それは厄払いのため。

鹽水でロケット花火を使うのはそれの進化版だそうです。(←∑(゚Д゚))

 

*鹽は塩の旧字

 

その期限を辿ると、1885年、この鹽水地区を襲った伝染病コレラ。

当時の医学では太刀打ちできなく、多くの死者を出したそうです。

そこで民衆は神様に祈願しました。

こちらは道教の神であり、中国三国時代の一人でもある蜀の武将・関羽を「関聖帝君」(かんせいていくん)として祀る。

 

その関聖帝君はお応えになった。

『元宵節の夜、私を神輿に掲げその後ろを爆竹を鳴らし夜明けまで街を練り歩けよ。さすれば病は治る』と。

すると、本当に伝染病は治ったそうな。

 

それから、この地区では100年以上にわたり、毎年この行事をするのが習慣となって行ったそうだ。

今ではロケット花火や、大掛かりな花火も空に放たれ、一晩中爆竹の花火の鳴り止むことはない。

ここの住民にとって新しい一年の厄払いをし、ますます繁栄することを願っているのだった。

 

今ではその知名度も上がり、台湾中から十万人とも言われる者たちが参加したり、海外でもその知名度は知れ渡り、外国人もちらほら。

日本語もちょいちょい聞こえました。(自分もかっ!)

 

鹽水蜂砲

「関聖帝君」の乗る神輿。これが街中を練り歩く。

完全防備。装備は怠るな!

さて、ここからは現地レポートです。

興味はあるけれど、いろいろな噂を聞いている分に怖さも倍増…。

完全防備で挑みました!

完全防備!

 

完全防備!!

首元にはマフラー

靴下のところもテープでぐるぐる巻き

手袋も、スキー用のやつ準備した!!

あらゆる死角をなくしました!

 

…が、

一つ問題が!

 

それは、

暑いっ!!!

 

2月といえど台湾、さらに南の台南市では暑いです!

太陽が出れば、日本の6月くらい。

この時夜でもすでに湿気があり、ムファっとしていたところ…。

 

出会った戦友(?)たちと!

宿で出会った仲間たちと。

日本人&台湾人混合チーム!

(この後、多くの仲間たちとは生き別れとなるのだが….。)

 

ちなみに、ヘルメットは宿に置いてありました。

過去に参加した日本人旅行客らが残して行ってくれたみたい。

最初、宿に来たときになぜ、ヘルメットがたくさん置いてあったのか今になって理解できた。

ちなみに、装備がなくても、鹽水の街中で安く売っていますよ。

街中で装備品が売られる。

 

推奨される装備

 

ちなみに、政府側から推奨されている格好がこちら。

まるで銀行強盗...笑

まるで銀行強盗(笑)!!!

公式Webサイトはこちらから

潜入!鹽水蜂砲!カオスと化す街

夕方くらいからところどころで、花火の上がる音が連続して聞こえる。

御輿の通るルートは決まっており、時間割もある。

ボクらはそれに合わせて、そのポイントへと行ってみると、次第にヘルメットを被った集団が多くなってきた。

いよいよ始まるぞ!

 

どこか別の世界へと来たみたいだ。

ヘルメットの集団!!!

 

異様な光景だが、周囲は今始まらんとする熱意と熱気に満ちていた。

 

そして…、

開始を告げる打ち上げ花火が空へと放たれると、

始まった!!!!

鹽水蜂砲

 

当たるのが怖いせいか、みんな小刻みに足踏みしている。

爆音が近くで轟き、火花が散る。

会場は、そのうちに煙に包まれて真っ白いもやの中へ。

装備をしっかりとしているおかげで痛かったり熱かったりはしない、けれど…

ふつうに怖い!!!!

さながら戦場の中にいるようでした。

 

一箇所での砲爆は3〜5分ほど。

それが終わると神輿が動き、どんどんと移動していきます。

 

いろんな場所で爆発!

 

街の至る所で爆発。

これだけ見るとテロみたい。

このイベントでは全体で300万発とも言われる花火が使われるそうな…。

 

街中が会場で、街中がカオスに。音もうるさい。

それでも強盗や火事場泥棒などの犯罪はないそう。

そこはさすが世界一治安がいいと言われる台湾だろうか!👏

最後は小学校の校庭で

鹽水蜂砲は、明け方の3時までやっているとプログラムには書いてある。

しかしそのメインとなる催しは22時くらいにあって、鹽水の小学校の校庭で行われる。

ここにもありったけの爆竹や花火を仕掛けて大規模に行われる!

メインイベントへ!

 

大規模なステージを設けて、華やかに。

TVカメラに、台湾のタレントも来ていた。

その後、みんなで砲爆を観覧していた。

(画像は2019年猪年の様子)

TVカメラにタレントも来ている。

 

このおじちゃんは会場で出会った台湾人。

毎年来ているようだが、けっこうな薄着…!!

それでもこの爽やかな笑顔。

この人はまさにレジェンドだった...

腕にロケット花火刺さってるwww

まさにレジェンドでした🙏

鹽水蜂砲への行き方

鹽水へのアクセス

鹽水へのアクセスは:

電車の駅「新営」からが便利。

そこからタクシーで15分ほど。

 

もしくは、台湾新幹線の駅、「嘉義駅」から。

そこからはタクシーで30分ほど。

 

電車、バス、タクシー。

帰りは終電の時間もあるのでそれぞれをうまく組み合わせて使ってもらえればと思います。

《詳しくは、こちらにまとめてあります》

2022年の元宵節と鹽水蜂砲はいつ?

来年2022年は2月15日になります。

数え方は、春節の15日後であり最初の満月の夜。

来年の春節は2月1日なので、その15日後である2月15日となります。

 

そして鹽水蜂砲は毎年二日間行われます。

一番盛り上がるのが二日目なので、二日目に行くのがオススメですよ♪

まとめ

はいっ!!いかがでしたでしょうか!!

世界十大危険祭りにも数えられる、台湾・鹽水蜂砲!!

台湾人バカか!!そんな危険なところ行くかって?

けど実は、世界十大危険祭り、そのうち3つも日本のあるお祭りたちはランクインしていると知っていましたかw??

なのでここも是非一度機会があればみなさんもお越しくださいね。←^^;

ロケット花火の最前線にいかなければ危険ということはありませんよ。(けれど行くならば自己責任でお願いします。)

またこの時期は、ランタンフェスティバルも開催されているので、それを見に行くもの綺麗で楽しいですよ!

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